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資本主義からみる、人生における「無駄」の有用性

原丈人さんの「公益資本主義」という本を読みました。

 

本書によると、現在のアメリカを中心とする資本主義は株主至上主義に傾倒しており、本来の目的である社会貢献や顧客、従業員を満たすことができていない、と言います。

 

例えば、会社の株価を上げるため、”コスト削減”と称して従業員のリストラを行う。そうすると支出が減り、業績が良くなったように見えるため、株価が上がる。株主は利益を得ることができて、経営陣はボーナスをもらうことができる、という具合です。

 

このような構造で格差がどんどん広がっており、本来企業が果たすべき社会への価値提供もできていないのが現状です。

 

原さんの提唱する「公益資本主義」は、

①中長期的な投資による事業の持続性

②株主だけでなく、従業員、顧客などのステークホルダーすべてに利益を分配する公平性

③リスクをとって新しい分野に挑戦する、チャレンジ精神

の3つを軸とした資本主義を行うということです。

 

人間は欲深いもので、目先の利益を追い求めがちです。

それでも、「すぐには役立たないし成功するかわからない、新しいこと」に取り組み続けることからブレイクスルーは起こります。

 

目先の利益を追求することにとらわれていたら、社会はジリ貧になっていく一方。

すぐに役に立たなくても中長期的な目線で物事を進めていくことが大事だと説かれていました。

  

そして、私は「これって人生でも同じじゃない??」なんて考えました。

 

人生においても、

・目先の楽しみだけで生きる

・自分のことしか考えず、他者と楽しみを分かち合わない

・安定のためにリスクをとらない

って人生三大後悔だと思う...。

振り返って気づいたら人生好きなことできてないまんま。

 

だから、あえて

・役に立つかわからないけど、心の底からやりたいこと

・一見おばかな誰もやってない新しい挑戦

に時間を割いてチャレンジしていこうと感じました。

 

個人の生き方としても、社会の在り方としても、今は役に立たない「無駄」というのは必要です。

 

「無駄」にこそ、本当に大切なものがあるのだから。