10日間のヴィパッサナー瞑想を終えて

8/9〜8/20にかけて、インド・カルナールでヴィパッサナー瞑想を受けてきました。一個人の体験談としてシェアします。

 

【1日の流れ】
4:00 起床
4:30~6:30 瞑想
6:30~8:00 朝食・休憩
8:00~11:00 瞑想
11:00~13:00 昼食・休憩
13:00~17:00 瞑想
17:00~18:00 軽食・休憩
18:00~19:00 瞑想
19:00~20:30 ビデオ視聴
20:30~21:00 瞑想
21:30 就寝

 

1日目〜3日目
鼻の空気の通る道に意識を集中させる。
この期間が正直一番きつかったです。足が痛すぎて全然集中できない。
集中しようとしてもすぐに雑念が混じってしまう。
この期間はひたすら長時間座ってもいたくならない座り方を研究。
3日目の終わりにやっと心地いい座り方を開発。覚醒しながらも一点に集中し、持続させる感覚にすっと入れるように。これをどんどん深めていくのだな!と思ってた矢先、「はい、この3日は準備期間でした。明日から本格的に始めようね。」って言われ、くじけそうに。

 

4日目~9日目
身体の内側に意識を向ける。頭のてっぺんから足先までパーツごとに意識を移動させながら集中。熱、震え、緊張、弛緩。感覚をそのまま受け止める。何も感じない場合、何か感じるまでしばらくその部分に集中を向け続ける。それをひたすら繰り返していきます。
難易度が1→5に一気に上がった感じ…。今思えば鼻に意識を向けるのは簡単でした。常に息をしてるので、何かしらの感覚を感じやすいから。右の太ももに神経を集中させても感覚が捉えられず、もどかしかったです。
めげずに何度も繰り返すと、感覚が鋭くなり、長い時間集中することができるように。
6日目に膝関節が悟りを開いて以降、身体的苦痛がなくなり、感情も穏やかになっていきました。

 

10日目
社会復帰Day。午前中3時間の瞑想の後、会話、スマホが解禁!
スマホ画面が明るくて目がチカチカする。
日本語を見たら、ゲシュタルト崩壊

最後の日の瞑想では、自分の死と生の感覚を追想して、涙が出ました。
死の瞬間は一体何を感じるのだろう?と想像する。生と死の境目の混濁とした状態。意外と死、それ自体は苦しく、悲しいものではないのかも。死が必要以上にこわいと感じなくなりました。

生の瞬間を感覚としてまるごと思い出そうと試みる。
ああ、自分は愛されて祝福されて生まれてきたのだなあと改めて実感。
この感覚さえ忘れなければ何もこわくない。
わたしは生まれた、そのこと自体に価値がある。
わたしが何も偉い人にならなくたって、自分の人生を思いっきり楽しんでいるだけでもそれだけで素晴らしいことなんだと感じました。

 

 

【10日間を終えて変化したこと】
・思考がクリアになった
ヴィパッサナー瞑想に入る前の思考状態を例えると、いつも頭の中でどうでもいいことをぐちゃぐちゃと入り乱れている状態。でも、日数が経つにつれて余計なノイズがとれて、かなり思考がクリアになりました。
なんだか頭の中が一回リセットされた感覚。
自分の大切にしたい価値観、在り方、目指していく方向性により深く確信をもてるようになりました。
感情的にもどんどん心穏やかに。波の一切立たない水面のような気持ち。

 

・自分の身体感覚に鋭敏になった
瞑想を通じて自分の内側に意識を向け続けていたので、身体感覚が鋭くなりました。食後胃に血液が集まる感覚、腸がもぞもぞと動く感覚、油分・砂糖を過剰に摂取した際にやってくる頭に血が上る感じ、その後の全身の倦怠感、そして腸がこげつくような感覚。添加物を食べた後の身体のパリパリ感。
「私たちは口にしたものでできている」なんて言いますが、口にした食物がここまでダイレクトに身体に影響を与えていることに驚きました。
ずっといままで感じていたのだけれど、日本の生活ではかなり感覚が鈍くなってたわ...。

 

細かくいえば、
顔のむくみがとれて身体が軽くなった、集中力が増した、長時間あぐらをかいても足が痛くなくなった等ありますが。

 

10日間のヴィパッサナー瞑想は、「思考と心のアライメントを図る方法を身につける」という私の目的に適い、大変満足でした。1~3日目は正直めちゃくちゃきつくて、「タイムワープして10日目になってくれ…」と思っていたのですが、日が経つにつれてどんどん足の痛みは和らぎ、感情は穏やかになりました。今はもうちょっとこのまま時を過ごしていたいな...って思ってます。

ヒンドゥー教・ヨガの思想からみるオーロヴィル

南インドの小さな村オーロヴィルは、インテグラル・ヨガの思想をもとに「人類の和合」を目指した国際都市です。創始者であるオーロビンドとマザーの思想の基盤となった、インドのヒンドゥー教&ヨガの思想を整理し、オーロヴィルについて考えました。
 
ヒンドゥー教の世界観・神様たち】
天地創造は、始まりがなく、終わりもない。
4億320万年周期で、宇宙の作りかえが行われる。
Kalpa(4億320万年)が終わるとき、新しい宇宙の創造が行われる。
最後の年に既存の宇宙は破壊される。
 
Brahma(創造者)は、究極の神。音の形をとって現れる(OM =the absolute絶対的という意味)
 
ヒンドゥー教は、いつの時代も社会体制の変化を受け入れ、教えを変化させてきた。
 
すべての宇宙はブラフマンの手の内にある。形あるすべての生命はひとつのエネルギーの源(the Universal Spirit)から進化してきた。
 
Sat-chit-Anandaともいう。
(Existence/Being)-(Consciousness/Pure intelligence)-(Bliss/Pure joy)
 
Brahma=宇宙の創造者( The Creater of the Universe)
Vishnu= 宇宙の維持者(The Preserver ) =宇宙の秩序を維持
Shiva=宇宙の破壊者(The Destroyer)=dance depicting cosmic energy
ダンスをすることで宇宙のエネルギーを吸い取ってしまう
 
Ganesha=Shivaの息子。魔除けの神様(The remover of the obstacle)
見た目がゾウさんなのは、「見かけの美しさは内面の美しさや精神的な高みとはなんの関係もないこと」を示唆するためらしい。
 
ヒンドゥー教の特徴的な思想】
Samsara(輪廻転生) reincarnation
=生死を繰り返す循環
生の極みに到達した魂だけがBrahmanと一体になり、そうでない魂はまたこの世に生まれなおす。
 
完璧な神がいるのになぜこの世に不平等があるのか?
→不平等はその人自身の前世の行いの結果であるから。世に生を受けた時点での自分は、過去の自分の結果である。
 
Karma(因果応報)=the law of cause and effect
”As we sow, so shall we reap” 種をまいたら収穫できる
 
カルマの3つの段階
①Prarabdha Karma…自分の意思で変えられない×
生まれる身体や魂。前世での行いによって先に決められている。
②Samchita Karma…変えられる◎
すべての過去生の行いの蓄積。特徴、傾向、関心、性格等。
③Agami Karma…変えられる◎
今世での未来や来世に影響する、現在の生での行い。
 
 
Dharma(社会的な徳)
自分に科せられた正義や義務を行うこと。
積むべきダルマは人によって違い、年齢に応じて変わる。
宗教的な義務は他の宗教にもあるけど、個人差や年齢差があるのはヒンドゥーの特徴!
ダルマを極めることによってのみ、世界において社会的な調和と平和が実現する。
Adhama(正義を拒否する)に走ることは、争いや不調和、バランスの不均衡を生む。
インドのことわざ
”Dharanat Dharmah”
=Dharma sustains the world and it’s that which holds the world together.
 
ヒンドゥー教の”自分の行いは自分に(Karma)、そして他者や世界全体に影響を与えている(Dharma)”という考え方は魅力的。
 
The Caste System(カースト制度)
Indo-Aryansがインドを侵略した際に、Dasasと呼ばれていた原住民を底辺層だが、社会の一員として定義したことにはじまる。
カーストは主に4つの階級に分かれる。
①Brahmanasー先生、宗教者
②Kshatriyasー戦士、為政者
③Vaishyasー商人
④Sudrasー肉体労働者、農家
The jatis…カースト制には入らないが重要な階級。普段は本業(機織り屋、商人)だが、領地の警備に従事する。この階級は、移動の自由が許されていない。
The untouchable…もともとはカーストのルールを破った人。または、神聖とされる牛の肉を食べた人等もこの階級に落とされる(?)
 
The untouchableの存在は、ヒンドゥー教からの宗教的な奨励は全くない。為政者によってあとづけされたもの。上流カーストが汚れ仕事(清掃、ゴミ処理など)をやらせるために導入した、社会的な慣習である。
 
むしろ社会的な慣習を支えるために、カルマの宗教的思想が使われたと捉えるのが自然かな。
 
人生の4つのステージ
Brahmachari(student)
Grihastha(House Holder)
→Charityは重要。10分の1を寄付しないといけない。
また、Hospitarityも大事。
客に十分なもてなしをするまで、ごはんを食べてはいけない。
Vanaprastha(retire to the forest)
Sanyasi(give up all wants, no needs, money, renounce the world)
 
ヒンドゥー教Samsara(輪廻転生)のゴールは、完全な魂となり、神と一体化して、輪廻転生から抜け出すことだと記した。
 
そのゴールを目指す道、方法論こそがヨガである。
 
日本だと、部屋の中で女性がポーズとってるイメージが強いのだが….。それだけではなく、日々の行動の心得を含めて神との一体化を目指す道すべてをヨガと呼ぶ。
 
ヨガを極めるには8つのステップ(アシュタンガ)がある。
 
【日々の社会的・個人的行動規範】
まずは日々の行動を誠実に送ってはじめて、スタート地点に立つことができます。
 
①Yama 日常でやってはいけない5つの行い
非暴力・不殺生→ベジタリアニズムもこの一種とされてる
ウソをつかない
盗まない
禁欲・無駄なことに体力・精神力を消耗しない
貪欲さを捨てる
 
②Niyama 日常で行うべき5つの行い
清潔さを保つこと
足るを知ること
自制心をもつこと
自ら学習すること
信仰心をもつこと
 
【ヨガの基本となる3つの要素】
③Asana(姿勢)…瞑想を深めるための坐法。
④Pranayama(呼吸法)…瞑想を深めるために呼吸を整える
⑤Pratyahara(感覚の制御)…外側に向いている五感を内側に向ける
 
この中で③Asanaだけが”ヨガ”と思われがちですね。
でも、ヨガのレッスンに参加すると、呼吸に意識を向けることも同様に大事だと気づきます。また、姿勢を整えようとすると自然と身体の内側に意識が向くので、3つの要素は切っても切り離せない関係です。
 
【ヨガの極みに達する3つの段階】
⑥Dharana(集中)…concentration 意識を特定のものに留めること。
⑦Dhyana(瞑想)…意識が無意識のうちに一方向に流れていく。
        仏教の禅の語源らしい。
⑧Samadhi(悟り)…神と一体になる。
 
これは、内的世界の深まりの度合いを3つの段階にわけて表したもの。わたしもトライしてみるですが、ある程度の時間、意識を集中させることだけでもかなり難しい…。
 
【まとめ】
インドに世界最大のエコヴィレッジ
オーロヴィルに来る前はずっと不思議に思っていました。
 
しかし学んでいくと、ヒンドゥー教やヨガの思想が生活に深く根付いているインドだからこそ、オーロヴィルは発展できたのだと確信。
 
ヒンドゥー教の思想に特徴的なのが「自分の行いは未来の自分、他者、そして社会に影響を与えている」という考え方。
 
人類が限りある資源に依存して、際限なく使い漁り、枯渇させてようやく気づいた当たり前のことを、ヒンドゥー教は何千年も前から説いていた。
 
豊かで、先進的な思想をもった国だと感じる。
面白いわ、インド。やっぱ大好き。絶対また来るぞ。
 
(追記)旅で出会った日本人 ゆりさんからオーロヴィルの設立、発展は60年代〜70年代に盛んだったカウンターカルチャー、ヒッピー文化との関連していることを指摘された。間違いない。すっかりその視点を見落としていた。カウンターカルチャーの起こった時代背景を踏まえた上で、オーロヴィルの存在を改めて考えてみよう。

オーロヴィル滞在に役立つ情報まとめ

意外と長期滞在の際の基礎情報が手に入らなくて大変困ったので、お役立ち情報をまとめときます。オーロヴィルにたどりついても意外と情報にアクセスできず、困り果てました。楽しめずに終わるってなったらもったいないです。オーロヴィルでの滞在に興味ある方はぜひ。
 
・Aurovilleに向かうには?
南インドの都市・ChennaiからAurovilleの隣町であるPondicherry(通称:Pondy)までバスで約4時間。(ローカルバスなら90Rs~120Rs)
Pondyのバス停からAuroville・Visiter Centerまではオートリキシャーで移動。相場は250~270Rs程度。節約したい方は、ChennaiからPondyへ向かうバスの運転手に交渉すれば、Aurovilleの近くで下ろしてくれるかも。
 
・Aurovilleに到着したらどうする?
まずはVisiter Centerへ。その中のGuest house serviceで、ゲストハウスまでの無料シャトルバスを手配してくれる。
(宿を予約してない場合はその場で手配も◎。ただ繁忙期(12~3月)は満室続出みたいなので、早めの予約を。)
 
・Auro Cardを発行しよう
村内に滞在している証明証。村内でプリペイド電子マネーとしても使える。1週間以上滞在の場合、ゲストハウスが発行。ただし電子マネーとしては、全然万能じゃない。安いレストランや売店では、現金しか使えない。必ず生活費は現金でもつべし。
 
・ワークショップに参加するには?
ワークショップ(以下、WS)の情報は英語公式HPまたは、オーロヴィル内掲示板、SolarKitchen上のGuest serviceで仕入れる。
公式施設の主催WSは予約不要。個人主催は事前に予約しよう。
 
・金のゴルフボールに入るには?
金のゴルフボールこと、Matrimandirの内部見学は1~3日前までの予約制。(閑散期は前日でもOK。繁忙期(12~3月)は3日前には予約必要)
火曜日はお休み。
初めての人はVisiter Center向かいの建物の2階で直接予約。(午後2時から)2回目以降は3日前までにメールor電話予約。
8:45にVisiter center集合。
Aurocardを持っていれば、Matri mandir入口ゲートで直接予約可能。
9:15にそのまま入口ゲートに来ればOK。
 
・村内の移動はバイク、自転車が必須!
レンタルしましょう。1日40~50Rs。値段はどこもそんなに変わりませんが、自転車のクオリティに差があり。宿やVisiter Center、City Hallで借りれます。私はVisiter Centerの使ってましたが、めっちゃぼろかったので、City Hallで借りるのがおすすめ。
 
Auroville内おすすめスポット
【施設】
・Matri Mandir…言わずと知れた、金のゴルフボール。一回は中に入っておきましょう。
・Savitri Bhavan…無料WSを行っている施設。週1で映画の上映も。
・Auroville Library…図書館。英語の本がたくさんあるので、ひまな時間を過ごすのにぴったり。
・Verite…ハタヨガ、ヴィンヤサヨガなどのWSを行っている施設。参加費は1クラス300Rs。
・Cinema Paradiso…映画館。1日1回夜の8時から上映。私はここでモアナ見ました。
 
【レストラン・カフェ】
・Right Path Cafe…Visiter Center内。朝食のPlain Dosa (50Rs)がおいしい。Wi-Fiがつなげる。
・Dinish Kitchen…格安レストラン。(50~150Rs) 
値段の割にボリュームがある。毎食通ってます。現金払いのみ。
・Solar Kitchen…食堂。屋上のソーラーアンテナから火力を調達し、調理している。先にAuro Cardで220Rsを支払い、好きな料理を自由に取るスタイル。ここの2階にあるGuestServiceの事務所で、WSやレストラン、Wi-Fiがつなげる場所の情報が手に入る。
・Solitude Farm Cafe…有機野菜の農場でできた野菜を使ったカフェ。ターリーが美味しかった。(200Rs)
・NEEM TREE…Solar Kitchen近くのレストラン。DosaやParottaが安い上に美味しい。見た目もおしゃれ。18:30~21:00のみ営業。火曜定休。(Auro Card持ってる人しか利用できないので注意)
 
【ゲストハウス】
・Reve Guesthouse (1泊300Rs~)
森の中にあり、涼しい。雰囲気はいい感じ。
Visiter Centerからは遠め。Wi-Fiなし。
静かに暮らしたい人にはいいかも。
 
・Joy Community Guesthouse(1泊400Rs~)
Visiter Centerから近く、便利。
Wi-Fiあり。(500MBのみ無料。追加は有料)
ドミトリーのみんなと仲良くなり、国際交流が楽しめた。
 
・International House(1泊320Rs~)
Visiter Centerから近い。Wi-Fiあり。ゲストハウスのボランティアとして働くと、滞在費が割安に。次回はここに宿泊しようかな。
 
宿はたくさんあります。迷ったらとりあえず中心地であるVisiter Centerに近い宿にしときましょう。3泊以上、5泊以上の制限がある宿もあるので要注意。オーロヴィル敷地内のゲストハウスに泊まること!Auro Cardないと少々不便。(いくつかの施設の利用、WSに参加不可)
 
【行ってよかったWS】
・OM Choir 火曜17時45分~@Savitri Bhavan (Free)
・SADHANA Forest Tour 金曜16時~@SolarKitchen集合 (Free)
・Solitude Farm Weekly Tour 土曜11時半~@Solitude Farm (Free 別途昼食代)
 
 WSについては、Solar Kitchenの2階にあるGuestServiceの事務所で情報を手に入れましょう。無料のものもあれば、参加費が必要なものもあります。(だいたい100~300Rs)
 
それでは充実したオーロヴィルライフを!!
 

7/22~8/6 オーロヴィルでの日常

世界一周2カ国目、インド。
南インドにある小さな村、オーロヴィルに7/22~8/6まで滞在していました。オーロヴィルで過ごした日常について少し書き留めておこうと思います。
 
【オーロヴィルとは…?】
インドの哲学者・ヨギであるオーロビンドの思想を基に、フランスのミラ・アルファッサがつくった国際都市。1968年2月28日に誕生した。
多様性の中にある真のUnity of human(人類の和合)の実現を目指している。
 
”The City of Dawn”とも称されるAurovilleは、東南インドの海沿いの低地にあり、Chennaiから南に約150km、Pondicherryから北に約10kmの場所に位置している。街の中心地には、静けさの中で人々が集中を深められる瞑想センターがある。(Matrimandir マトリマンディール)
 
オーロヴィルには120の大小さまざまなコミュニティがある。
住民の活動は多岐にわたっており、森林化、オーガニック農業、教育的な研究、医療、テクノロジー、建築、ハンディクラフト、都市開発、芸術・文化などである。
 
今日では、50の国から集まった約2500人がオーロヴィルの住民として暮らしている。(これは正式な住民として登録されている人数で、働いている人やボランティア、ゲストを含めるともっと多いはず。少なくとも1万は超えるはず。)
 
【1日のスケジュール】
8:00 起床
8:30 朝ごはん 
9:15 Matri Mandirで瞑想
10:30 図書館でゆっくり読書
12:30 昼ごはん 
13:00 ゲストハウスに一旦戻る 日記・読書
15:00 City Hallで事務手続き
16:00 Mudra-chi、OM choirのWSに参加
19:00 夜ごはん
20:00 帰宅、シャワー
22:00 就寝
 
【実際に滞在してみた感想】
時間の流れがゆっくり。すごく落ちつく。
西洋人の人が目に付く。インド以外のアジア人は少ない。
個人的には、Somatic ExplorationやInner Danceに出会えて満足。
アフリカ音楽を聞きながら食事や、スパニッシュダンスを見てグローバルさを感じるのもよし。有機野菜の畑仕事の手伝いや森林見学ツアーに参加して、自然に触れるのもよし。ヨガや瞑想、思想のワークショップに足を運んで、自己の内面を深めるもよし。
 
全部大好きなわたしには、もってこいな場所でしかない〜〜♡
 
根本となる思想・宗教を学びながら、ヨガを実践することができて、ほんとオーロヴィルに来てよかった〜〜〜♡って感じです。
 
ヨガの思想を社会として体現することを目指しているオーロヴィルだからこその学びもあり、選んで正解!またいつか来るだろうな。
 
ただ、正式な住民になるためにはボランティアとして1年以上滞在したのち、審査に合格してはじめてオーロヴィアンになることができる。
なかなかハードルが高いなあ。
 
よくもわるくも周囲から隔離された閉鎖的な環境。
 
個人的には、もっと自由で開かれた場所でもいいんじゃないのかな?とも思う。
 
家族はオーロヴィル内で過ごし、お父さんは都会に働きにでる家族や、休日だけオーロヴィルで過ごすことができる状態。
 
0か1かじゃなくて、自分なりの関わり方を選ぶことができるのが理想。
 
でも、世界中の人を引きつけるだけの魅力がこの小さな村にはあるな。
 
1960年代にこんな街をつくろうって始めたのは先進的。
また、ゴールを個人の心の安寧にとどまらず、思想を社会として体現しようという試みも面白い。 
 
今度はゲストじゃなくて、ボランティアとして来てみたいです。
朝はMatriMandirで瞑想。昼は有機農業の畑仕事や日本文化(書道、お箏)のワークショップを開く。夜はゆっくり読書。
毎日ゆっくりと流れていくときを過ごす。んー、理想の日常ですな。
次来るときまでには、自分も大きくなって帰ってきます〜。
 
 

インド・ニューデリーで黄熱病予防接種

今、インド・ニューデリーにおります!
予想をはるかに超えてくるカオスさに胸が高まります✨
デリーでの最大のMissionは、黄熱病の予防接種!
インドに約1ヶ月間滞在した後、東アフリカ・南米に渡航予定。中には、入国にイエローカード(黄熱病予防接種証明書)が必要な国があるのです。
 
黄熱病の接種は、空港近くの病院で行いました。
 
Airport Health Organization 
最寄り駅はメトロAirport LineのAerocity(New Delhiから片道50Rs)
そこから約1km(徒歩20分)
1日先着60人まで。接種は14時~16時。
2日前までにメールで予約すると優先的に受けられます。(予約先:aphopalam@gmail.com)
予約なしの場合は、入口で先着順で番号札をもらいます。
混み具合によりますが、12時30分までに到着すれば確実かと。
パスポート必須。
 
費用:300ルピー(約600円)  期間:生涯有効 
 
ぷちゅっと注射して、イエローカードをぽんと渡されておしまい。
 
しっかりした病院で、衛生状態に問題なさそうでした。
 
デリーでの予防接種を考えてる方は、厚生労働省作成のおすすめ病院リストを参考にしてください。このリストに記載の病院は信頼度が高いです。
 
基本的に、予防接種は日本を出国する前に終えておくのが理想。病気の抗体がつくまで約2週間かかるので、その間に病気になったら元も子もないです。
 
その点、黄熱病は海外接種でも問題なし。
(感染の可能性がある国には、接種後免疫がつくまで入れないため。)
 
しかも、日本の20分の1以下のお値段で接種可能◎
 
世界一周旅行者のみなさん、ぜひインドで黄熱病を打ってはいかがでしょうか?
 

7/15~7/18 タイに滞在たい!

世界一周のはじまり、はじまり。
記念すべき1カ国目はタイ!
バンコクに2泊、アユタヤに1泊。
 
バンコク観光】
ワットポー
かの有名な寝釈迦仏。足の裏が綺麗だった。
一番大きな堂の仏さん。すごく落ち着いた雰囲気で居心地がよかった。
 
ワットアルン
渡し船で移動。
渡し船でタイ人3バーツ、外国人5バーツで5バーツ渡したのだけれど、
2バーツ返ってきた笑
改修工事で一番上まで登れず景色が楽しめなくて残念。
眺めいいだろうな。またリベンジしたい!
 
 
【アユタヤ観光】
ワット・マハタート
入場料50B。220Bで歴史公園一帯の遺跡を回れる券も販売してる。
ワット・マハタートはすごくよかった!アユタヤの古代王朝を感じさせたし、かの有名な木に埋もれた仏頭も見れた。
 
ワット・ラチャンブリー
入場料50B。塔に登って、内部を見ることができた。見晴らしがよかった。
 
ワット・スリサンペット
3つの塔が並んでいる。一番有名らしいので押さえておくべし。
近くの道を人を載せたゾウさんが歩いていた。(近くにエレファントセンターがあるらしい)
 
アユタヤではなによりサイクリングが気持ちよかった。
車にひかれないように、犬に噛まれないように命がけのサイクリングだったけど。
バンコクのようにせかせかしすぎてない感じがすごく好き。
アユタヤに来てほんとによかった♡
ここの宿のオーナーが優しくて、食事に混ぜてくれてタイ料理を少し味見させてくれた。微笑みの国を感じた。
 
 
東南アジア独特の熱気、日差しが強くて肌がぴりぴりする感触、ときどき漂ってくるむっとするような匂い。やはり今自分は異国にいるのだな、と五感から伝わってくる。
世界一周1カ国目にタイを選んでよかったな。

7/11~7/14 沖縄での最高のひととき

7/11-7/14まで沖縄滞在。
 
期待をはるかに超えて、沖縄はものすっっごく楽しかった。
(もはやここでピークなのでは?)
 
斎場御嶽に久高島、古宇利島に今帰仁城、サンセットビーチ。
 
すごく凛とした雰囲気。斎場御嶽に入った瞬間、雨が降ってきた。気持ちのいい雨だったので、傘はささずに濡れるがままになった。出てしばらく歩いて、郵便局に着く頃にはほぼ止んでいた。
 
そして、久高島に上陸。サイクリングほんまに気持ちよかった〜!!!
写真を撮るのが超下手であることで名高いよしざきが撮っても、絶景!!
また絶対くるぞ!!
 
2日目はレンタカーで北部の古宇利島と今帰仁城へ。絶景が多すぎて、いく先いく先で今日イチの景色が更新されていく。
 
沖縄滞在の間、わざわざ時間を割いて一緒に過ごしてくれたふなきさんにはほんとに感謝しかないです✨
 
ふなきさんと離れて2ヶ月しか経ってないのに、予想以上に彼の変化が大きくて一目見た瞬間からちょっとびっくり。
 
彼の本質には変わりなかった。
しっかり者だけど謎の天然ぶちかますとこ、表裏がない性格、滲み出る少年っぽさも変わらない。そして相変わらず身体からとてつもなくいい香りを漂わせていた。
(間違いなく今まで出会った人の中でトップレベル。変態だと思われるのいややから、本人には言わずじまい笑)
 
でもとにかくいきいき輝いていた。
自分らしさ全開で生きてる。
それは一瞬見ただけで伝わった。
 
ドライブの最中、今の彼の展望を聞いて、今までの彼の人生の無数の点が一直線に繋がっているように感じられた。
 
ああ、彼の目標は叶うだろうな。
来るべくして沖縄の地に辿り着いたんだね。
彼が夢をかなえたら彼に会いにまた私は沖縄に行くだろうな〜、きっと。
 
リトアジでの別れの時。
ふなきさんに不安です〜って吐露したら、不安になっても仕方ないでしょ。って素っ気なく返された。
そして、貴重品と健康に気をつけること、先進国でも油断しないこと、困ったら大使館に、などなどアドバイスが続いた。
 
あ〜もう違うんだなぁ〜、求めてるのそれじゃないってばよ😂
(こういう時女友達だったらわかってくれるのにな〜、かよぽんとか。)
 
まあ、これはこれでふなきさんらしいなと心の中でクスッと笑う。
 
なんかさらっとゆいちゃん呼び、友達って言ってくれて嬉しかったな。こんな10歳も年下の小娘を。おもてなししてくださって、ほんまに嬉しかったです。ありがとうございました。
 
飛行機が飛び立った。ばいばいじゃぱん!✈️